髪の体力。
2022年 02月 08日
今回は、極々簡単にこれらを説明というか・・・考えていこうと思います。
まず初めに、毛髪は80%以上をアミノ酸で結合したケラチンというタンパク質で出来ています。ちなみに、内臓などはコラーゲンタンパクが主になって構成されています。
さてさて、髪がダメージを受けると、まず表面にあるご存知キューティクルが剥がれはじめます。そして、毛髪内の結合組織も切断され、タンパク質や脂質などの流出が起こり始めるのですね。イメージ的には、髪が空洞化していく感じです。
また、ダメージを受けると髪が明るくなりますが、これはメラニンの破壊によるものなんです。
髪が硬くなったりする原因としては、熱や過度なダメージによるもので、タンパク質が変性する事で起こります。
実は、髪というのは性質上、何をしてもダメージに繋がってしまうんですね。というのも、死滅細胞なので、新陳代謝が出来ません。常にダメージが蓄積していく特長があります。これらのダメージを遅らせるという発想がトリートメントです。
キューティクルを整えれば、光は面を反射して艶が出ます。クセ毛の場合、面ではなく曲がっているので、光の反射率が低く艶が出ないんです。ダメージだけが原因ではないという事ですね。
クセ毛とダメージは混同しやすく、無理に強力なヘアケア剤を付け続けてしまうと、後々大変です。髪は常にダメージにさらされているという事が今回の主題になるわけですが、問題は、ご自宅ではどのように処理したらいいのか・・・
ここが最大のテーマだと思います。
答えは簡単で、【負担を少なくする=丁寧に扱う】です。
・シャンプーやトリートメントにしても、洗浄や皮膜が強すぎない物を選択する。
などなど、髪の負担が少なくなれば、それだけ劣化を遅らせる事が出来ます。ヘアスタイルは、ダメージを代償に成り立ちますが、今の世の中、傷んでないように見えてしまえばそれで良い・・・ という発想がまかり通っています。
しかし、髪は正直な物で、色々な要素からどんどん扱いにくくなり、何年もかけて傷ませた髪は、いつの頃からか細くなり、縮れ引っかかるようになります。
急に髪質が変わる事も、もちろんありますが、髪のダメージを最小限に抑えるという事は、年を重ねた時、慌てずにヘアケアを出来るという事にも繋がります。
何万円もする育毛剤やサプリメント、そしてシャントリなども含め、慌てて使っても付け焼刃です。
髪のダメージは意識次第で確実に遅らせる事が出来ます^^そして、ヘアスタイルは印象にも大きく影響します。ヘアケアにおいて、ローダメージとハイダメージでは扱いが変わってきます。
僕が一番言いたいのは、昨今ハイブリーチやハイトーンのカラーが流行っていますが、そこまでのダメージがあれば、強力な被膜を用いるのも問題ありません。
しかし、流行の怖い所は、【口コミ】です。その口コミに影響され、ダメージが少ない方が、それらのヘアケア剤に手を出します。
その結果、合わないヘアケアを長期的に行う事で、扱いにくい髪質に傾いていくんですね。これらを防ぐには、適切な知識が必要になります。
まずは、ダメージというものを理解し、不必要なヘアケアを行わない事。
スタートを切るのは今からでも遅くありません!!