ホームカラーに関するご質問。。。
2012年 11月 06日
昨今 ホームカラーを使用する方が多くなりましたね。。。結構前から多かったのかもしれませんが・・・
先日、お客様から 「なぜ ホームカラーはしちゃいけないって美容師さんは言うの?」
という質問がありました。。。これは僕の考え方でしかありませんが・・・
うーん・・・・・「してはいけないというか・・・してほしくない・・・しないでっ!!」懇願です。。。
カラーには種類がいくつかあります。今回はアルカリカラーに絞ってみようと思います。。。
アルカリカラーとは 髪のメラニン色素を抜いて、発色させていくわけです。。。これがいわゆる脱色と染毛ですね。。。
市販のカラーと美容師さんのカラーは何が大きく違うのか???? それはアルカリ・・・アルカリなんです。。
髪に多く残留すると、痛みが累進的に大きくなってしまいます。。僕達 美容師は アルカリ除去なるものを行います。。
難しい事はお置いといて、カラーやパーマをしたら とにかく 髪の元々のPH5~5.5(弱酸性)くらいに戻したいんです。。
アルカリカラーは字の如く アルカリに容赦なく傾きます。。。美容師さんのカラーは主にアンモニア。
ホームカラーはモノエタノールアミンなどという成分が多いのかな・・・。。。
アンモニアは残留しにくいのが特徴、モノエタノールアミンは、めっちゃ残留しやすいそうです。。
ご自宅で流す直前にアルカリ除去が出来ればOKというものでもありません。。。
こういう性質もしてほしくない理由の一つです。。
また、ご自分で塗るとどうしてもムラになってしまいます。。。この前、「それじゃ めっちゃたっぷり塗ればいいんですか??」 なんていうご意見もありました。。
実は 頭の中でも染まり易い場所と染まりにくい場所なんていうものがあります。また、地肌に近づけば近づくほど、体温で染まりやすく、明度(明るさ)のコントロールが難しいです。。。
また、市販のカラー剤は物によりますが、過酸化水素の量が2倍の物もあるそうです。。しかも、6%のみ・・・・恐ろしや・・・・
僕達の使う過酸化水素は0.75%から6%くらいまであります。痛みの度合いやパワーの使い分けを施術に合わせて使用する事が出来ます。
どれだけ痛んでいても、市販のカラーは6%のみ しかも頻度は平均して2週間に一回 早い方で1週間に1回・・・
根本だけの施術ならいいですが、どうしても毛先まで伸びてしまいます・・・・
こうなると上からパーマをかける事は困難になります。。カラーもムラになっていますので、直すのも大変です。しかも、根本からの大きなダメージ付き・・・
髪はどんどん細くなります・・・・僕には今の所 利点を上げるとしたら、手軽さ くらいしか思いつきません。。
他にも難しい問題がいっぱいありますが(例えばコーティング力が強く塗った直後はなんとなくサラサラになる・・・とか カラーの定着力が強いのでカラーチェンジが難しいとか・・・)
うーん・・・なるべくなら しないで頂きたいと願ってやみません。。
そんな雨の日のヒトリゴトでした。。。。